たくさんの人や車両が移動すれば、それだけ事故発生のリスクが高まります。個々で異なる意思を持つ群衆や、高速度で走行する車両の動きをコントロールするためには、人や車両の特性の理解をはじめとした各種のスキルが要求されるため、交通誘導警備や雑踏警備を行う際には、警備に関する国家検定資格者の配置が法令で義務付けられています。
工事現場周辺などを通行する人や車両を安全に誘導し、事故を防止する業務が交通誘導警備 。誘導の対象となるのは、たまたまその場を通行した通行人や車両であり、ひとたび事故が起きれば社会的影響も非常に大きなものとなります 。
当社が取り扱う交通誘導警備は、電力工事に伴う誘導を主体とし、土木工事現場、ビル建築現場の出入口、商業施設やイベントの駐車場、街路樹伐採現場、高速道路などにおいて、毎日500名を超える警備員が、通行する皆さまの安全を守っています。
2001年に兵庫県の花火大会会場で発生した死傷事故以降、多数の人が集まる場所での事故防止対策が非常に重要視されています。当社は地域の小規模イベントから愛・地球博(愛知万博)のような大規模イベントまで、その特性に応じた安全対策を提供しています。
有名アイドルの殺傷事件など、イベント会場では群衆による事故だけでなく、悪意を持った者による殺傷事件等のリスクも存在します。当社では、アイドルの握手会イベントをはじめとした各種イベント会場の入口での保安検査や、会場内の巡回なども担当しています。
死亡事故の発生状況などをかんがみ、特定の道路で交通誘導警備を行う際には、国家検定資格者の配置が法令で義務付けられています。当社では数百名規模の資格保有者が在籍しており、法令の規定やお客様のニーズに応じて、資格者を適正に配置することが可能です。
多数の人が集まることによって発生する雑踏事故(将棋倒しや群衆雪崩など)を防止するために客列規制などを行う雑踏警備では、エリアごとの資格者配置が義務付けられているほか、複数エリアを有する会場においては、上級資格を有する警備員の配置も義務付けられています。
ほか多数(敬称略。過去実績等含む)